【ペンギンのオペラント条件づけ】
下記の動画の実験の内容は、
当HPの「ペンギン」のページに詳しく掲載されています。
・実験室への歩行動画(Goemon walk)
ゴエモンは良くなれていて、ショーに参加する仲間がいるところから、エレベータに乗って下の階の実験室に歩いてやってきます。実験室では、体重計に軽くジャンプして飛び乗り、その後、実験箱に自ら入ります。
・クリッカー訓練(条件性強化)
黒い四角の提示された側の窓をつつくと、クリッカー音が提示され、1次性強化子のアジが与えられます。1次性強化子(餌)そのものを与える直前に、何らかの刺激(音や視覚刺激)を提示することを繰り返して、1次性強化子そのものを提示しなくても、反応をクリッカー音(2次性強化子)で強化できるようにする訓練
・線分の長さ弁別訓練とプローブテスト(ソラ)
ペンギン(ソラ)がより長い線分をつつくと、.33の確率でクリッカー音と餌で強化されます。それ以外の正反応に対しては2次性強化子であるクリッカー音のみが提示されます。時々、これまで訓練で強化された正刺激(長い線分)と訓練で強化された線分より長い線分の刺激対が提示されるプローブ試行があります。プローブ試行では、どちらに反応してもクリッカー音のみが提示されます。このペンギンは、訓練で正刺激であった長い線分よりより長い線分の選択が有意に多くなる相対的な選択である「移調(transposition)」が見られました。
詳しい結果は下記を参照
・線分の長さ弁別訓練(ノッポ)
ペンギン(ノッポ)がより短い線分をつつくと、.33の確率でクリッカー音と餌で強化されます。それ以外の正反応に対しては2次性強化子であるクリッカー音のみが提示されます。時々、これまで訓練で強化された正刺激(短い線分)と訓練で強化された線分より短い線分の刺激対が提示されるプローブ試行があります。プローブ試行では、どちらに反応してもクリッカー音のみが提示されます。このペンギンも、訓練で正刺激であった短い線分よりより短い線分の選択が有意に多くなる相対的な選択である「移調(transposition)」が見られました。
詳しい結果は下記を参照